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【ネタバレ】薔薇王の葬列 5巻 感想

 

薔薇王の葬列(5)(プリンセス・コミックス)

薔薇王の葬列(5)(プリンセス・コミックス)

 

 

 

6月16日に『薔薇王の葬列』(菅野文)6巻が発売されるので5巻を思い出しておこう~~

 ネタバレ有り。

ヨーク家のリチャードの兄エドワードは水色

ランカスター家のヘンリーの息子エドワードは赤色

 

 エドワードが一番少女マンガしてる

5巻の始まりはウォリックに捕えられたエドワードをリチャードが助けに行くところからはじまる。

4巻で女の変装をしたままのリチャードはそのままケイツビーとともに兄エドワードを探す。

その頃エドワードはウォリックとエドワード(リチャード兄)が話している場面に遭遇。ウォリックは自分(エドワード)を王にする気はなくジョージ(リチャード兄)を王にしようとしていると知る。

このままフランスへ帰れば何事もなくただ議会が開かれジョージが王になり、父はおろか自分の王位を望めないと知ったエドワードは夜にエドワードの部屋を偵察するも警備が固く裏口を探すことに

 

そのとき上からリチャードが!!

なんとリチャードもエドワードの護送隊を見つけ助けようとしていた

王を助けるという利害が一致した二人は手を組むことに

 

この時のエドワードの嬉しそうな顔ときたら(笑)(笑)

それに対しリチャードが「俺が何者か知っているのか?」(ヨーク家の者と知っているのか)と全くエドワードを認識してないのがほんとかわいそうだし

女の姿を隠しているリチャードを思って(ここまではいい)

「知らん。お前がかわいい女だという亊以外は」(これは駄目)

って空回り発言しててほんと報われない(笑)

 

リチャードは全くエドワードに気がないのが明らかで、この二人が絡むと全体的に重い薔薇王の中ではギャグ担当になってる(笑)

明るい場面もないと読んだ後に暗くなるからこの二人の恋(ヘンリーの一方通行)も必要◎

 

そんなこんなでエドワードの女として護送隊に紛れ込むことができたリチャード

浮かれまくるエドワードがかわいい。

二人は旅の途中で同じ部屋に泊まるんだけど話の流れでエドワードは父ヘンリーとリチャードが恋人同士ではないことを知る

 

もうエドワードとしてはさいこう!!って感じだよな

好きな女が同じ部屋に(しかも同じベット)

恋人もいない

もうすぐ旅もおわる

こりゃ下心が出るし手も出したくなる!!!

んだけどそこは貴族!!己を律して王位を得て堂々と好きな女を手に入れることを決意

 

恋ってすげえ~~~

次の日二人は町でデート(笑)するんだけどそこも薔薇王が誇る少女漫画部分。初々しい。(いちごパイが好きなリチャード可愛い)

 

その後リチャードを高級娼婦として捕らわれているエドワードに差し出し助ける作戦を実行する。この時のリチャードが凄く色っぽい

 

女としての自分を自分を嫌っているのに何であんな女口調でしゃべれるのか少し疑問なところ。

まあ女の体は使えることは知ってるから立ち振る舞いとか勉強したのかなと思い納得

 

両性具有であることは兄エドワードは知らないから変装したリチャードを見るなり叫びそうになるエドワード。これにキスで声をふさぐリチャード

 

す、すげえ~~~

実の兄にキスできねえ~~~~

 

牢番と共に見てるエドワードの心中お察しします・・・南無

 

ショタきた~~~

そのあと少し色々あるも城から逃げることに成功したリチャード達。城の屋上から下の川?湖?に逃げる時もエドワードを先に行かせて安全を確認するリチャードマジリチャード

 

岸についた時点でエドワードとはお別れ。次合うのはいつになるやら・・・・

リチャード、ケイツビー、エドワードは船で海外へ逃げようとするも逃げる途中でバッキンガム侯爵に出会う

 

こいつ~~~やっぱ出てくると思ったんだよ~~全巻でやたらリチャードに絡んでたしビジュアル気合入ってるし~~~~唯一のショタキャラ?だし~~~

リチャードを追ってきたとかどんだけ粘着質~~

でも見る目はある

 

バッキンガムの屋敷?でリチャードに王位を進めるバッキンガム

こいつほんとにリチャードに王位そそのかす~~

でも残念でした~~リチャードは王位にはつく気がないのでした~~

 

あとこの時一人になったエドワードがウォリックに復習を誓うシーンはとてもかっこいい。

女好きの世間知らず馬鹿から権力野郎へと生まれかわったのでした!◎

こいつ王なめてやがるって思ってたけど覚悟決めた表情はいいね!500回押せる。

 

強すぎるウォリック 

エドワードが逃げ出した亊を知ったウォリックはジョージに兄を殺せるか聞くもあいまいな答えにジョージは王に慣れないと悟りまたランカスター家に加担することに。

そんなん許されるのかい

一回コケにされてよく許せるな(まあ状況が状況だしな)

 

ランカスターと手を組んだウォリックは娘のアンをエドワードと結婚させる。

うわ~~~そりゃないよ~~

アンちゃんほんといい子だから思いを寄せてるリチャードと結婚させてあげたかった

・・・

てか結婚する者同士が同じ人すきってやばいな

 

とはいえヘンリーはまた王に。

こいつ情緒不安定すぎだから王やめたほうがいいってたぶん読者はみんな思ってる。

でも血統には抗えないからこの時代はほんと生きにくい

 

情緒不安定な王に王宮を離れることを進めるウォリック。

まんまとウォリックを信じ摂政にするヘンリー

これで実権はウォリックに渡り実質の王はウォリックに

 

ヘンリー駄目だこいつ・・・

思考停止してやがる・・・

でもたしか歴史上だと生後数か月の時に王位継承したんだよね

そりゃ信仰深くもなるし精神もおかしくなるわ~

 

ヘンリーはウォリックの言うとおり王宮を離れるんだけどその途中でエドワードからヨークの旗をジョージに渡すように頼まれたのリチャード達に出くわす。

 

忘れてるけどこの漫画は一応少女漫画です

途中で止まった宿でヨーク家の旗が見つかりランカスターの兵に襲撃され傷を負いながら逃げるリチャード。そこで偶然ヘンリーと出会う。

ヘンリーと共に逃げるも傷が深く動けないリチャードを看病するヘンリー。

 

~ここから少女漫画へ~

 

いやね。エドワードとリチャードの二人もいいしヘンリーはみてて苛々するんだけど

不遇の二人が幸せな時を過ごしてるのが薔薇王の中では一番お似合い。

看病してるシーンはリチャードの心情が詳しく描かれててヘンリーはリチャードの中でやっぱり特別なんだな。って確認できる

 

のに!

 

動けるようになったリチャードが泉で体を洗っている時に表われた村娘のせいで様子がおかしくなるヘンリー

妻といる時から女苦手なんか?って思ってたけどやっぱり苦手だった。

 

幼い頃お母さんのセッ〇スシーンを目撃(のち妊娠)

そりゃ女嫌いになるし情緒不安定にもなるわ~~~~

ママのせいか~~~~~~

 

話の中で胸が苦しくなるリチャード

自分は女じゃないのになぜ??

 

どうやら女が嫌いではなくて情欲が駄目なヘンリー

だから誰も愛さない。

リチャードは友達だからオッケー!

君は天使だ!

 

しかし考えるリチャードは

ヘンリーを愛しているという自分の気持ちに気づく。

 

ーーーーー次巻へーーーーーー

 

 

 感想

っって残酷すぎーーー

愛することが怖いなら男のリチャードでも駄目やん~~

これからさらに暗くなる予感。

 

リチャードはヘンリーを愛していると気付いたところでじぶんの情欲をとると思えないし

エドワードとアンは床を共にするし

エドワードはウォリックへの復習を誓うし

バッキンガムは何を考えているかわからないし

 

明るい未来が全くみえない・・・

 

でもとても続きがきになる

毎巻面白いけど5巻も★★★★★でした

次巻も期待!

 

個人的にはリチャードの世話係のケイツビーとくっついてほしいけど100%ないだろうな・・・・

薔薇戦争を元にしてるけど今後の流れも全部忠実に再現するのか気になる。

 

そしたらマジで救いがない・・・・・・

 

 

薔薇王の葬列(5)(プリンセス・コミックス)

薔薇王の葬列(5)(プリンセス・コミックス)